韓国語の活用は難しいと感じたあなたに贈る活用の覚え方基礎編

韓国語の活用が覚えられない・・・

 

私が適当に概算したところ、韓国語の勉強を始めると90%くらいの人が動詞・形容詞の活用のところでつまづきます。

 

変則活用などは特に覚えきれませんが、通常の活用もなかなかに複雑怪奇です。

 

今回は、韓国語の活用でつまづいてしまい先に進めなくなったあなたに、「活用」をより簡単に捉える考え方をお伝えしていきます。

 

動詞、形容詞の活用とは?

 

活用が苦手だという場合、そもそも動詞・形容詞の活用ってなんだ??というところが意外とわかっていなかったりするので、基礎中の基礎から考えてみることにします。

 

動詞、形容詞の活用とは、動詞や形容詞が命令・疑問・逆説・仮定など様々な文法的意味 を表すために起きる語形変化のことをいいます。

説明が難しすぎるかもしれませんので、具体例を見ていきましょう。

 

まず日本語で「動詞、形容詞とはなんなのか?」と聞かれたら答えられますか?

 

動詞とは、

  • 食べる

  • 飲む

  • 歩く

  • する
 


など、行動を表す言葉のことをいいます。

 

また、
形容詞とは

  • かわいい

  • 良い

  • きれいだ

  • 立派だ


など、ものごとの状態を表す言葉です。

 

この日本語の動詞・形容詞に否定や丁寧、命令や仮定などの意味を加えようとすると単語の形が変化していきます。



例えば、日本語の「行く」に否定や丁寧などの意味を加えてみると・・・

  • 否定「~ない」:行く+~ない  → いかない
  • 願望「~たい」:行く+~たい  → いきたい
  • 丁寧「~ます」:行く+~ます  → いきます
  • 過去「~た」  :行く+~た   → いった
  • 終止「~。」  :行く+~。   → いく。
  • 仮定「~ば」  :行く+~ば   → いけば
  • 命令「~!」    :行く+~!       → いけ!
  • 勧誘「~ 」  :行く+~う   → いこう

というように単語の形が変化していきますよね?

 

これを動詞の活用といいます。

 

普段日本語を話しているときには全く意識していないでしょうが、よくよく意識してみると「~ない」「~たい」などの語尾の違いによって、 「いく」の「く」の部分が「か」から「こ」まで多彩に単語の形を変形させて使っていることが分かるはずで す。

 

なお、変化が起きていない「いく」の「い」のような部分のことを文法用語で「語幹」と呼んでいま す。

逆に「〜ない」とか「〜ます」のように単語の後ろにくっつく部分を「語尾」と言います。

 

もうひとつ、「食べる」の場合を見てみましょう。

  • 否定「~ない」:食べる+~ない  → たべない
  • 願望「~たい」:食べる+~たい  → たべたい
  • 丁寧「~ます」:食べる+~ます  → たべます
  • 過去「~た」  :食べる+~た  → たべた
  • 終止「~。」  :食べる+~。  → たべる。
  • 仮定「~ば」  :食べる+~ば  → たべれば
  • 命令「~!」   :食べる+~!   → たべろ!
  • 勧誘「~う」  :食べる+~う  → たべよう

 

「食べる」の活用をみると、「たべ」の部分が変化していません。

「たべ」の部分は語幹だからです。

一方、「る」の部分がその後につく語尾の違いによって消えたり、「れ」や「ろ」さらに 「よ」に変化しています。

 

つまり活用されているということです。

 

このように日本語の動詞・形容詞の活用は、

 

「語幹」+「語形変化する部分」+「語尾」

 

という形になっており、語尾の種類の違いによって「語形変化する部分」の形が変わってくる「活用」をしているのです。

 

 

韓国語の活用形の作り方

 

では、韓国語では動詞・形容詞をどのように活用していくのでしょうか?

 

あなたもご存知の通り、韓国語の動詞・形容詞の活用は一見複雑に見えます。

 

しかし、基本から原則に目を向けてみると実は日本語よりシンプルなんです。

というのも、韓国語の動詞・形容詞の活用は、

 

「語幹」+「語尾」

 

つまり、「語幹」にそのまま語尾をつけるだけだからです。

 

ちなみに韓国語の動詞・形容詞は、「하다(する)」「먹다(食べる)」「예쁘다(きれい だ)」「좋다(良い)」というように、すべて「●●다」という形になっています。

 

この「●●다」という動詞・形容詞の形のことを「原形」または「辞書形」と呼んでおり、原形から「다」を除いた●●の部分が語幹になります。

 

したがって、

 

この●●の後ろに語尾をそのままくっつけばいい

 

これが韓国語における活用の基本なのです。

 

具体例を見てみましょう。

 

例えば、「~たい」という願望の意味を表す韓国語「~고 싶다」の場合、動詞の語幹の後ろに「고 싶다」をつければOKです。

 

・行く+~たい

 :가다 + ~고 싶다 ―> 가고 싶다(行きたい)

・食べる+~たい

 :먹다 + ~고 싶다 ―> 먹고 싶다(食べたい)

가다の語幹は「가」なので、この後ろに「~고 싶다」をつけます。

 

먹다の語幹は「먹」なので、後ろに「~고 싶다」をつけるだけで、活用ができるのです。

また、「~ない」と否定を表す韓国語である「~지 않다」も同じですね。

 

・行く+~ない

:가다 + ~지 않다 ―> 가지 않다(行かない)

・食べる+~ない

:먹다 + ~지 않다 ―> 먹지 않다(食べない)

 

日本語のように「語幹」+「語形変化する部分」+「語尾」という形ではなく、単純に語幹の後ろにただ語尾をつけるだけで、動詞の意味を変えられる・・・。

 

これが韓国語の活用の基本なんです。

 

韓国語の活用では語尾の形が変化する

 

韓国語の活用は、「語幹」のうしろににそのまま語尾をつけるだけでいい・・・。

 

 

韓国語ではこれが原則ですが、しかし例えば「~ます」という意味の丁寧語を作ろうとし たときに、いきなり例外事項にぶつかってしまうのが、韓国語のややこしいところです。

 

具体的にどうややこしいのか見ていきましょう。

 

(つづきます。)

 

次の記事

韓国語の活用一覧表を覚えるまえに知っておきたい活用3つの原則

 

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