「~기」と「~는 것」って何が違う?動詞を名詞化する文法

私が韓国語の文法や表現を理解しようとするとき、一度徹底的に日本語に訳してみることにしています。

 

徹底的に日本語に訳すというのはどういうことかと言うと、例えば

 

사장님께서는 오늘 안 오십니다.

 

という文章があった場合、日本語で「社長は今日いらっしゃいません」とさらっと訳すのではなく、

 

「社長さまにおかれましては、今日いらっしゃいません」というように「께서는」という「는/은(~は)」の尊敬語の意味が「는/은」と区別がつくような言葉を使って、くどい日本語で訳してみるということです。

 

こんな感じで勉強してきたので、韓国語光速インストール学習法の受講者の方々からご質問をいただいても、ある程度詳しくお答えできますし、この教材の本編でもこうした解説をずらっと並べているのですが、

 

ただ、どうしてもうまく言葉で説明できない文法項目もあります。

 

その代表が「~기」という文法です。

 

これは動詞を名詞化する機能を持った語尾です。

 

小学館の朝鮮語辞典で調べると「~기」の意味として、次のような説明があります。

 

1<用言を名詞に変える>●쓰기:書き方 / 모심기:田植え / 크기:大きさ

2<名詞節をつくる>ある動作・状態が成り立つ過程・仕方・目標などの意味をあらわす:〜であること、〜すること●읽기 쉬운 글:読みやすい文 / 입기에 편하다:着るのに便利だ・・

 

こんな感じですね。

 

教科書とかで習うと「〜すること」と訳すように習いますし、実際そのように訳すしかない場合がほとんどです。

 

例文の中で「입기에 편하다:着るのに便利だ・・」とありますが、なぜこう訳すかというと

 

입기:입다(着る)+~기(〜すること) →着ること

에 :〜において

편하다:楽だ

 

という意味がそれぞれあって、これをつなげると、

 

「着ることにおいて楽だ」

 

ということになるので、滑らかな日本語に直すと「着るのに便利だ・・」となるわけですね。

 

ここまでは、とりあえず誰でも理解できる話だと思います。

 

 기と는 것の使い分けはあるのか?

しかし、韓国語光速インストール学習法の受講者の方々からよくこういった質問をいただきます。

 

「~기」と「~는 것」は両方とも「〜すること」ですが、どういった使い分けをするのですか?

 

この質問は、答えをイメージとしては言いたいことはあるものの、文章でうまく説明するのが難しいんです。

 

特に

 

오늘 제가 거기에 가는 것은 비밀이에요

(今日私がそこに行くことは、秘密です)

 

という文章があったとして、もう一方の

 

오늘 제가 거기에 가기는 비밀이에요.

 

という文章は成り立つのか?というと、やはり거기에 가기는 …というのはおかしいわけです。

 

しかし、多くの人は朝鮮語辞典を調べる限りではどう違うのかよくわからないんですよね。

 

じゃ、なんでだめなの???と言われたら、

 

私は違うことはわかるし、なぜ違うのかのイメージはつくんだけれども、どうやって言葉で説明すればわかりやすくなるのかがわからない。

 

そんな言葉がこの「~기」なんです。

 

 

~는 것の意味から考える

まず、「~는 것」ですが、もうこれは文字通り日本語の「〜すること」と全く同じだと考えてしまいます。

 

ま、ときどき「먹는 것(食べるもの)」「보는 것(見るもの)」という”もの”と意味で使われるときがありますが、それは文脈で捉えるとして、基本は「〜すること」です。

 

なので、

 

「今日私がそこに行くことは、秘密です」という日本語を韓国語にしたいときは

 

오늘 제가 거기에 가는 것은 비밀이에요

 

というように 「가는 것」を使えば間違えになることはほぼないでしょう。

 

~기の意味の捉え方

では、なぜ「가기」だとダメだったのか?

 

가기の「~기」は動詞や形容詞を名詞化するという機能を持っています。

 

だから「〜すること」という訳になるわけですが、ニュアンス的に日本語ではこの「~기」を次のような単語として捉えた方がいいのではないか?と考えています。

 

それは、例えば

 

・「洗う」に対する「洗い」という名詞

・「歩く」に対する「歩き」という名詞

・「走る」に対する「走り」という名詞

・「早く起きる」に対する「早起き」の「起き」という名詞

 

こうした”行動”を表す動詞をそのまま名詞にしている言葉が日本語にはいろいろあるんですが、韓国語の「~기」というのも、こうした「洗い」「歩き」「走り」という名詞を作るための言葉に近いのでないか?ということです。

 

他にも

・「聞く」→「聞き」

・「読む」→「読み」

・「書く」→「書き」

という言葉が「~기」が表しているところに近いのではないか??というわけです。

 

だから、韓国語能力試験の科目は「듣기」「말하기」「쓰기」などとなっているんでしょうね。

 

오늘 제가 거기에 가기는 비밀이에요.という文章がNGな理由は、가기という言葉が「行く」に対する「行き」という単語のニュアンスを持っているため、

 

つまり「今日私がそこに行きは秘密です」という日本語がおかしいのと同じだと解釈しているのです。

 

 

いかがでしょうか?

 

この解釈を使うと~기がなぜ使えないか、わかるケースが結構あります。

 

特に~는 것と~기の使い分けについては、ほぼほぼこのパターンにハマるのではないかと思っています。

 

しかし、この説明ですべてのパターンが説明できるかというと、やはりそうだとも言えないのが難しいところなんですね。

 

例えば는 것 と~기に加えて、「~ㅁ」が比較の対象に入って来たとき。

 

一般的に「~ㅁ」は「는 것」の文語体、つまり書き言葉で「는 것」の代わりに使う言葉という説明がされているのですが、それだけでは済まないパターンもあるんですよね・・・。

 

ということで、「는 것」 と「~기」の使い分けイメージの説明でした。

 

 

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