ハングル二重母音。에と애は何が違うのか?

ハングルは難しい・・・

 

と感じる理由のひとつには、同じような音を表す記号が何個か存在することが挙げられます。

 

例えば

 

어と오が両方「オ」だったり、우と으が両方「ウ」と習ったりするので、結局何が違うんだ?ということで引っかかってしまうわけです。

 

しかし、어と오、우と으については音は発音のしかたを細かく見てみると違う音だというのも理解できるのですが、二重母音の中にはやはり違いを理解するのが難しい音もあります。

 

それが「애」と「에」の違いです。

 

この記事では「애」と「에」にはどんな違いがあるのかを見ていきたいと思います。

 

 

二重母音を作るための基本パーツ

 

まず、二重母音を作るための基本パーツを見ていきます。

 

それがこの6つです。

 

縦棒に短い線が右側へ

大きな口を開けて、「ア」と発音する記号

縦棒に短い線が左側へ

大きな口を開けて「オ」と発音する記号

横棒に短い線が上側へ

口を前にとがらせて「オ」と発音する記号

横棒に短い線が下側へ

口を前にとがらせて「ウ」と発音する記号

横棒だけ

口を横に引っ張って「ウ」と発音する記号

縦棒だけ

口を横に引っ張って、「イ」と発音する記号

   

この6つを色んな形に組み合わせていくことで、韓国語の母音21種類をつくっていくわけです。

 

 

そして、二重母音の初級版として、

 

야 여 요 유

という音があります。

 

これらの音は「이(イ)」に他の基本パーツとなる母音を組み合わせることで作られます。

「이」+「아」→「야」

→「イ」と「ア」を同時に発音して「ヤ」

 

詳しくはこちらの記事を参照。

ハングル二重母音をサクッと覚えるための基本的な考え方 

 

 

야여요유は「이」に아어오우に合体させて発音するというところがポイントです。 

 

 

「아」+「이」→「애」

 

では、今回見ていく「애」「에」はどういう組み合わせなのかというと 「아」もしくは「어」に「이」をくっつけてつくる二重母音です。

 

つまり、

 

「아」+「이」→「애」

 

アとイを同時に発音するとどんな音になるのかということになります。

 

ここで一度発音してみましょう。

 

「ア」は口を大きく開けて発音するのですが、口を大きくあげながら「イ」と発音してみてください。

 

するとどうなるでしょうか?

 

微妙に「エ」っぽく聞こえますよね?

 

 

それが「애」の発音です。

 

日本語の「エ」より口を大きく開けて、若干顎を引いた感じで発音するという音になります。

 

 

「어」+「이」→「에」

 

 

一方「어(口を大きく開けたオ)」と「이(イ)」を同時に発音したらどうなるのか?

 

記号の作り方は「애」と同じ考え方ですので

 

「어」+「이」→「

 

ですね。

 

発音はどうなるかというと、「어」発音するのと同じく大きな口を開けて「オ」というのと全く同時に「イ」と声を出すわけです。

 

すると、どうなるか?

 

「オェ!」

 

やはり、「エ」みたいな発音になりますよね??

 

ただ、「애」と「에」で微妙に違うのは「어」と発音するときと「아」が発音するときの口の大きさが、若干違うというところです。

 

「어」のときのほうがちょっと口が小さくなるんですね。

 

なので「에」を発音するときのほうが、「애」のときよりも若干小さい。

 

「애」の方はカタカナの「エ」よりは口を大きく広げる発音であるのに対して、「에」の発音はカタカナの「エ」と同じ発音で問題ないと説明する韓国語の先生も多いですね。

 

私も「에」はカタカナの「エ」で発音してくださいと教えています。

 

これが「애」と「에」の違いとなります。

 

 

「애」と「에」の違いが聞き分けられないんですが・・・ 

 

「애」と「에」の発音の違いがわかったといっても、あなたはこんな不安を感じるかもしれません。

 

違いが微妙すぎて「애」なのか「에」なのか聞き分けられないよ・・ということです。

 

「오」と「어」も同じ「オ」に聞こえて、「우」と「으」の違いも聞き分けられないのに、「エ」まで文字が二つあるなんて、どうしたらいいのでしょうか?

 

たしかに厳密には「애」と「에」の違いは次のような形で説明するしかありません。

 

애:口を大きく開けて「エ」のように発音する

에:애より若干口を小さく、日本語の「エ」とほぼ同じく発音する

 

 

上で説明したとおり教科書的に説明しようとすると「아」は「어」と比べてさらに口を大きく開いて発音しますので、「애」の方が口が大きくなるからです。

 

しかし。

 

残念ながら日本人の耳には「애」も「에」も同じ音にしか聞こえません。

違う音として区別するのは不可能なんです。

 

なぜか?というと、

 

それは、現代のソウルっ子ですら애と에を発音し分けている人はほとんどいなくなってしまったからです。

 

韓国人でも区別するのが微妙すぎて、面倒になってしまったみたいなんですね。

 

つまり、「애」も「에」も同じ音として発音しているということです。

 

韓国人ですら区別しなくなっているわけですから、日本人としては全く同じ音だと考えていいわけです。

 

 

じゃ、애と에はどう使い分けているのですか?

 

「애」と「에」は同じ音だと知って、あなたは「じゃ、なぜ二つの文字が必要なんだ?」と疑問に感じるかもしれません。

 

または、違う文字があるならば、日本語の「お」と「を」みたいに使い分け方があるのではないか?と思うかもしれません。

 

たしかに同じ音なら同じ文字で表してもらったほうが楽ですし、二つの文字で明確な使い分けのルールがあればいいのですが、残念ながらそういったものはありません。

 

なぜかというと、昔は別の音として明確に区別して発音していたからです。

 

長い時間のなかで発音しにくいので同じ音に変化してきたので、文字上ではまだ違う別の音として扱われることになります。

 

なので、音が同じだからといって明確な使い分けのルールはなく、別の発音の文字として使われています。

 

つまり、発音が同じでも、意味は違うという単語が幾つもあるわけです。

 

例えば、개が「犬」という意味なのに対して、게は「カニ」にだったり、배は「お腹」なのに、베は「布」という意味だったりします。

 

 

そうすると、「じゃ、聞き取るときにどうやって意味を区別すればいいんですか?」という思われるかもしれませんが、これは話の流れで判断するしかありません。

 

一瞬難しく感じるかもしれませんが、これは日本語にもある同音異義語、つまり同じ発音なのに意味が違う言葉を聞くときと同じです。

 

日本語で「はし」という文字を見ても「橋」なのか「箸」なのか「端」なのか判断はできませんし、「かみ」の場合も「紙」なのか「髪」なのか「神」なのかは、音だけ聞いてもわからないのです。

 

漢字でどういう文字が使われているのか判断したり、話の流れで意味を理解していますよね?

 

韓国語にもこれと同じ現象があると考えてみれば、理解しやすいのではないでしょうか?

 

 

まとめ

 

それでは、「애」と「에」の違いについてまとめてみます。

 

아 + 이 –> 애       어 + 이 –> 에

「애」と「에」は韓国人でも同じ音で発音している

日本人は両方ともカタカナの「エ」と発音して構わない

同じ発音なので聞いただけでは区別ができず、「はし」や「かみ」のように文脈で判断する

 

初めのうちはあまり深く考えず、そういうものだと思って次に進んでみると早く上達できます。

 

 

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