韓国では2月にも「あけましておめでとうございます!」となる理由

2024年は2月にも「あけましておめでとう」と挨拶する

새해 복 많이 받으세요~
(新年の福をたくさん受け取ってください)

これが、韓国で新年の挨拶をするときに使うセリフですよね。

もしあなたが韓国人とカカオやメールのやり取りをされているのであれば、2月5日過ぎからまたこの挨拶をやりとりすることになるはずです。

なぜ2月になっても新年のあいさつをするのか?

韓国のお正月の本番は「旧暦」で祝う

韓国ではいわゆる「旧正月」を盛大に祝うからです。

旧正月とは、日本でも明治時代の初期まで使われていた「陰暦」に基づく元旦のことです。

「陰暦」とは月の満ち欠けを基準に作ったカレンダーで、農業暦とも言われています。

例えば、「春の七草」というイベントが1月7日にあるのはご存知かとおもいますが、実際問題1月7日ころは寒くて、まだ「草」なんて生えませんよね?

なぜ、草も生えない時期に新しい草を食べるイベント「七草」があるのかというと、もともとこの陰暦に基づいたイベントだったからです。

陰暦の元旦=旧正月が終わって1週間くらい過ぎたころに生えてくる草をおかゆにして食べましょうというのが本来の主旨だったのですが、日本の場合は明治時代に「陽暦」に移行したときに日付を変えずにそのまま適用してしまったため、季節がずれてしまったのです。

このように陰暦は農業のイベントと密接に結びついたカレンダーなので、ごく最近まで農業国だった韓国ではしっかり受け継がれていて、いまも旧正月を盛大に祝っています。

韓国でも朴正煕政権のときに産業化を目指していたため、世界の潮流に合わせて旧正月を廃止しようとしたのですが、あまりに国民の反発が大きく失敗したとも言われています。

2024年の旧暦元旦は2月10日(土)

旧暦元旦ですが、2024年は2月10日になっています。

そして、韓国では例年旧暦元旦を挟んで3日間が休みになります。2024年は2月9日から12日までがお休みです。

これを구정 휴가(旧正休暇)とか설 휴가(元旦休暇)とかいいますが、一般の会社であれば旧正月休暇の前日あたりになると、また「새해 복 많이 받으세요~」というあいさつがお互いに交わされることが多いんです。

ちなみに새해 복 많이 받으세요は、「新年、福、たくさんもらってください」という意味なので、年をまたぐ前から使うことができます。

あいさつも直訳して意味を理解すると、使い方がわかる

「새해 복 많이 받으세요=あけましておめでとう」「안녕하세요?=こんにちは」というような、あいさつの意味を機械的に日本語に当てはめて覚える方法だと、使い方の違いまで理解することはできません。

たかがあいさつですが、その言葉がどのような単語でなりたっているのか、そして文化的背景まで知ることができると、なぜその場面でつかわれるのか?まで理解できるようになっていきます。

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