ハングルを見たら意味がわかるのに、音だけで聞くとどういう意味か全然わからない・・・
韓国語の読み書きはある程度できるのに、リスニングになるといくら勉強しても初めて聞く音声は聞き取れないという方が結構いらっしゃいます。
単語がわからないから聞き取れないと思っていたのに、単語がわかっていても聞き取れないという現象はなぜ起こるのでしょうか?
リスニングができるようになるには、順序がある
私は韓国語の上達方法を受講者のみなさんに説明する際に、よく東京大学准教授で新進気鋭の脳科学者、池谷裕二先生の著書を参考にさせていただいています。
効率の良い勉強方法、記憶方法を脳のしくみから解き明かして説明してくれるからです。
今回は池谷先生の著書「受験脳の作り方」のなかから、勉強の効率を上げるための考え方をひとつ紹介します。
それは「スモールステップ法」という勉強方法。
どういう勉強方法かというと、いきなり難しいことから勉強を始めてもまったく身に付かないので、面倒だと思っても自分が「わかる」ところまで戻って、そこからわかることを少しずつ増やして前進していった方が、結果的に効率がいいという考え方です。
例えば数学だったらいきなり二次方程式なんて解けないので、二次方程式を理解したいのであればその前に戻って一次方程式を理解し、 もし一次方程式もわからないなら、虫食い算から始めてみたり、方程式が理解できない原因が掛け算が苦手だからということであれば、掛け算九九にさかのぼって、できることから勉強をし始めていくのがいいんだよということです。
要するにしっかりと基礎を身につけてから、少しずつ難易度を上げていく・・・という話で、当たり前といえば当たり前なんですが、
このことを韓国語のリスニングに当てはめて考えると、いきなり難しいところから勉強を始めてしまって、いつまでたっても上達しないと苦しんでいる方が多くいます。
特に毎日韓国語のリスニングを続けているのに、いつも聞いている音声以外の韓国語は聞き取れないという方。
なかなか聞き取れるようになれない原因は、恐らく掛け算ができないのにいきなり二次方程式から解こうとしてしまっているのと同じ状況かもしれません。
一般的に韓国語のテキストを買うと付録に音声がついていて、それを毎日聞いていればあるとき不思議と聞き取れるようになる・・・という常識があるのですが、これは二次方程式の問題を毎日眺めていれば、いずれ解けるようになると言っているのと、さほど変わりません。
韓国語が聞き取れるようになるには、たとえ単語は知っていたとしてもその前に出来るようなっておかないといけないことがあります。
例えば、
- 音を聴いた瞬間に、頭の中でその単語であると理解できること
- そしてまたその瞬間にその単語の意味が浮かぶこと
- しかも、韓国語特有の単語の音変化に耳がついていけること
そして、そもそもあなたがその単語を使って会話や作文をしたことがあるのか?ということなどなど、リスニングができるようになる前にいろいろできておかなくてはいけないことがあるわけです。
つまりスモールステップ法では、いまやろうとしていることができない原因となっているところに戻って、その部分をもう一度トレーニングしてみましょうということです。
リスニングのためにはどういうスキルが必要かもう一度考えてみること
もしあなたが、単語単体での音声を聞いたら意味はわかるけれども、文章になると何にも聞こえなくなってしまうという状況であれば、一歩前に戻ってあなた自身がその文章の音を正確に発することができるのかを確認する必要がありますし、
ハングルを見たら単語の意味がわかるけれども、音になると単語の意味もすぐに浮かばないのであれば、単語のハングルと音をリンクさせる勉強が必要になるわけです。
私も以前は韓国語が早く聞き取れるようになりたいと、リスニング勉強ばかりしていたのですが、結果的に韓国語が話せるようになってわかったことは、リスニングができるようになるのは読めて、書けて、話せるようになった後だ!ということです。
韓国語が聞き取れるようになりたいのになかなかリスニング力が上達しないという方は、聞き取るために必要なことから身につけていってくださいね。
おそらくいま苦労している原因は、勉強の順番にあるはずです。
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