ハングル文字。
韓国語の勉強をスタートしたばかりの人が最初にぶつかる壁です。
暗号みたいで記号が覚えられない・・・というお悩みから始まり、同じにしか思えない音なのに違う記号があったりややこしいですよね。
その中で一番初めに引っ掛かるポイントだと思われるのが、同じ記号なのにあるときは濁って、あるときは濁らないというルールのようなもの。
この記事では韓国語光速インストール学習法で、イチから韓国語を勉強し始められた方からいただいた
韓国語で同じ音なのに、濁ったり濁らなかったりややこしいですが、そもそもスタートの音で濁らないというのがよく分からない・・
というご質問を紹介します。
なぜ「ㄱ」はGの記号なのに、カナダラ・・と濁らなくなるのか?
【ご質問】
カナダラマバサ♪まで行きました。
読める字を探すのが日課になり、気になる言葉を探してるのですが、
雨=「ピ」 と書かれているのですが、ハングルだと「ビ」の発音ですよね?
カナダラ・・・でも「G」スタートなのに、「カ」と読む。
この差がよくわかりません。
【回答】
韓国語の熊澤です。
順調に進まれていますね。
ありがとうございます。
では、ご質問について説明しますが、まず韓国語で濁る音というのは4種類あります。
ㄱ ⇒G
ㄷ ⇒D
ㅂ ⇒B
ㅈ ⇒J
日本語で書くと「が」「だ」「ば」「じゃ」ですね。
しかし、「カナダラ・・・」のように先頭の音になったときは、濁らなくなります。
なぜ濁らなくなるのか?というと、韓国人はこの「が」「だ」「ば」「じゃ」という音が文章の先頭に来たり単語の先頭に来たりすると、どういうわけか濁って発音することができないのです。
つまり、濁って発音”しない”のではなく、どうやっても濁って発音”できない”のです。
濁らないのではなく、濁れないのです。
なぜ濁れないのか、そのメカニズムは残念ながら私も分かりません。
しかし、日本語ができる韓国人(例えばうちの妻)などは一生懸命日本語を話していても、例えば
ぎょうざ ⇒ きょうじゃ
ぎゅうどん ⇒ きゅうどん
という発音になってしまうのです。
ちょっと口と舌がどういう動きになっているのか、発音しながら確認していただきたいのですが、
ㄱ ⇒G ⇒ か、が
ㄷ ⇒D ⇒ た、だ
ㅂ ⇒B ⇒ ぱ、ば
ㅈ ⇒J ⇒ ちゃ、じゃ
「か」と「が」を発音するときに舌や口の使い方に違いはありますか?
また「ちゃ」と「じゃ」の発音をするときに違いはありますか?
恐らく何をどうしているのか自分でも分からないけれども、しっかり「か」と「が」を意識的に区別して発音することができますよね?
これは日本人の特徴で、逆に韓国人には意識して区別ができないようなのです。
では、いつ濁っていつ濁らないのかというと、基本的には文章や単語の先頭の文字は濁らないと考えてください。
しかし、よくよく韓国人の話を聞いていると次のようなことがわかります。
・その息継ぎの後で濁った音を発音しようとしても濁れない
・逆に前の音に続いて息継ぎなしでG/D/B/Jの音を発音すると濁ることができる
というようになっているんですね。
つまり、文頭だから、単語の先頭だから濁れないというよりは、
息継ぎした直後に「が」「だ」「ば」「じゃ」を発音しようとしても、「か」「た」「ぱ」「ちゃ」になってしまう・・
ということになっているようです。
日本人からみると韓国語の発音にはいろいろ理解しがたい現象がおこるのですが、日本語の常識を取り払って韓国人の気持ちになって考えてみると、見えてくることがあります。
そしてこのとき、もうひとつ気をつけていただきたいこと。
それは、平音と激音との違いです。
「が」「だ」「ば」「じゃ」が濁らないからと言って、激音になるわけではありません。
ㅊ/ㅋ/ㅌ/ㅍ/という激音と、濁らない時のㄱ/ㄷ/ㅂ/ㅈ/の音は、韓国人からすると全く違う音だからです。
激音はその名の通り激しく息を吐き出して発音しますが、ㄱ/ㄷ/ㅂ/ㅈ/の音(平音)は特に強く息を吐き出すことはありませんので、平音のときは濁らなくても普通に発音して、激音のときはオーバーに息を強く吐き出してみてください。
日本からすると息の強さは意識できませんが、韓国人からするとしっかり意識して区別がなされています。
カナダラマ〜を勉強されるときはこの辺も意識していただくと、あとあと発音が楽になるのではないかと思います。
ところで、韓国語の発音がうまくなるには、なにをどのような順番で勉強していけばいいのかご存知ですか?
ただ単純にリスニングCDのマネをしただけでは、いつまでたっても韓国人に聞き取ってもらえないかもしれません。
なぜなら発音を上達させるには、韓国語の「あるルール」を理解して、そのルール通りに口が動かなくてはいけないからです。
では、その「あるルール」とは何でしょうか?
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