私事ですが、私がサムスンで働き始めたのは2005年4月です。
あれから10年が過ぎたのですが、サムスン入社時、私は韓国語能力試験は5級しか持っていませんでした。
6級に合格したのは入社して半年くらい経ったあとなんです。
つまり、一応韓国語ができるということで入社させてもらったのですが、採用する側からすると6級に合格していないとダメだとか、ましてやネイティブくらいの実力がないとと仕事は任せられないということは一切考えていないということです。
ある程度のコミュニケーションがとれることが分かれば、あとは仕事をしながら上達するでしょ?というのが採用側の考え方なんですね。
サムスンで働く人はみんな韓国語がペラペラなのか?
そんな感じで採用していたようなので、入社して驚いたのは、サムスンで働いている人でも日本人や在日韓国人であれば、みんながみんな韓国語がうまいというわけではないということ。
むしろうまい人はほんの一握りで、あとはカタコトで四苦八苦しながらコミュニケーションをとっていました。
また、一応会社としても韓国語能力試験を受験することを推奨するために人事考課にも試験結果が反映されていたのですが、それでも4級にやっと受かったとか、そんな人がざらにいます。
一番驚いたのは韓国語がペラペラで仕事もできる在日韓国人の先輩がかつて5級試験に落ちたことがあるらしく「あんな難しい文章読めへん。」ということで、受験する気を完全に失くしていたということです。
これらのことは、入社前にみんなバリバリ、ペラペラで韓国語を駆使しているのかと思っていた私の考えをいい意味で裏切ってくれました。
それは、会社の中ではビジネスを回すということが最大の目的であって、ビジネスがうまく回せれば、韓国語を上手に話しているかどうかは二の次の話だということがわかったからです。
そして、試験に合格する能力というのは、普段韓国語を使いこなす能力とは全く別物だということも理解できました。
よく「語学というのはツールである」ということが言われますが、このことが実感できたわけです。
6級に合格したあと、どうすればわからなくなってしまったら・・
もしあなたがすでに6級に合格したあと、何をどう勉強していけばいいのかわからなくなってしまった・・・と悩んでいるとしたら、
「あなたはなぜ韓国語を勉強し始めたのか?」
もう一度振り返って考えてみてください。
試験に合格するために韓国語を始めたのではなく、きっと韓国語がうまくなったら何かをやりたい!達成したい!と思ったから勉強を始めたはずです。
だから、次は「あなたがやりたかったこと」を叶えるために実際に動いてみる番です。
韓国語を使って仕事をしたい!というのであれば、通訳や翻訳家を目指さない限りは6級に合格していなくても仕事はできます。
韓国人と会話をしてみたい!というのであれば、6級どころか2級に合格していれば十分に可能です。
ドラマを字幕なしで見れるようになりたい!というのであれば、ドラマを字幕なしでたくさん見ましょう。ドラマの範囲は膨大すぎるのでテスト勉強だけでは全然足りません。
使わなければ、知識も錆びます。
せっかく覚えた知識。無駄にならないようにぜひ実践の場で試してみてください。
それが6級に合格したあなたが次にやることです。
それでも具体的な一歩が踏み出せないときは?
そんなあなたは、おそらく「韓国語を使う」ということを難しく考えすぎているのかもしれません。
ネイティブレベルじゃなければ、話してはいけない・・だとか、わからない単語が一つ出てきただけで自分が許せなくなる・・などという考えを無意識に持っている可能性があります。
しかし、韓国語で韓国人とコミュニケーションをとる上でネイティブレベルである必要は全くありませんし、言葉は生き物なので、わからない単語なんていうのはあなたがどんなにレベルが高くなったとしても必ず出てきます。
知識や発音の良し悪しという外形的な面に注目するとキリがありません。限界がないからです。
そうではなく、あなたの考え・気持ちが韓国人に伝わるかどうかが本質です。
その本質をつかむためには実際に韓国人と話してみることが一番の近道です。
韓国語光速インストール学習法は、そんなあなたが韓国人と会話の一歩を踏み出せるには何をすればいいのか?をマニュアル化した韓国語教材です。
初級者向けの内容ではありますが、私が実務を通じて学んだ「韓国語を使う」ための知識を全て盛り込んでありますので、試験勉強を進めているうちに方向性を見失ってしまった上級者の方にも必ずや役立つはずです。
メールやスカイプで直接コミュニケーションをとりながら進めていただけますので、今後どうしていいのかわからないという方は、ぜひご相談ください。
教材の詳細はこちらから。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓