학교에 가요. 학교로 가요.
韓国語を習いたてのころに教えられる文法に「~에 가다」があります。
어디 가요?
학교에 가요.
なんて例文が出てくることが多いのですが、
その後、勉強を進めていくうちに「학교로 가요」という例文が出てきて、에と으로の何が違うのか混乱してくることがあります。
この記事では、助詞에と으로の使い分けを解説していきます。
日本語の「に」と「へ」の違いは?
そもそも학교에 가요を日本語に訳してもらうと、人によって「学校に行きます」と訳す人もいますし、「学校へ行きます」と訳す人もいます。
同じく학교로 가요を日本語に訳してもらうと、「学校に行きます」と訳す人もいるし、「学校へ行きます」とする人もいます。
つまり、「학교에 가다」と「학교로 가다」の違いや使い分けがよくわからないという前に、2つの韓国語の文には正しい日本語訳が2つあって、そもそも2つの日本語訳のどこに違いがあるのか、はっきりしないわけです。
なので、韓国語の説明に入る前に、まず日本語の「に」と「へ」の違いからはっきりさせておこうと思います。日本語の理解があいまいだと、韓国語の理解もあいまいになってしまうからです。
日本語の助詞「に」と「へ」をそれぞれ国語辞典の「デジタル大辞泉」で調べてみると、こう書かれています。
本来は
「に」が場所や動作・作用の帰着点を静止的に指示するのに対し、
「へ」は、動作・作用の向かう目標を移動的に指示する傾向が強い。
しかし、平安時代末ごろから、(中略)「に」との境界がしだいにあいまいになる。
この説明を読むと、今となっては「に」と「へ」の違いはなくなったと言っていいようです。
しかし!!もともとは違いがあったということがわかります。800年も前の話ではありますが。
その違いとは、「に」は静止している感じで、「へ」は目標に向かって動いている感じです。
「に」が動きのない点を示しているのであれば、「へ」は矢印みたいなイメージですね。
今となっては「学校に」とするか「学校へ」とするのかは人それぞれ好みの問題で、文章として意味するところは同じになってしまっていますが、
この「もともとの違い」が에と으로の使い分けを知る上で大事になりますので、まずはこの日本語の違いをしっかり覚えてみてください。
「에」は「に」と同じ、「으로」は「へ」と同じ
では、本題の에と으로の違いを説明していくのですが、結論から言うと上で説明した日本語の使い分けと同じなんです。
에が「に」に相当し、으로が「へ」に相当します。
つまり、
에:場所や動作・作用の帰着点を静止的に指示する助詞
로/으로:動作・作用の向かう目標を移動的に指示する助詞
という使い分けがあるんです。
「에」が動かない点を示しているのであれば、「으로」は矢印みたいなイメージだということです。
実際にnaverの韓国語辞書をみると
에:前の言葉が目的地であったり、ある行為の進行方向であったりすることを表す助詞
로/으로:動きの方向を表す助詞
というように「에:目的地」「으로:動きの方向」という説明をしています。
ただ、これだけだとわかりにくいかもしれませんので、具体的な文章で説明していきます。
에は終着地、으로は方向
・내일 토쿄에 가요(明日、東京に行きます)
・내일 토쿄로 가요(明日、東京へ行きます)
日本語訳だけをみると意味の違いがどこにあるのかわからないので、このふたつの文章を分析してみます。
まず「토쿄에」の方は、「에」が「帰着点」つまり「目的地」を示しています。
ということは「토쿄에」は「目的地が東京」という意味だということです。
つまり、「토쿄에 가요」という文章は「目的地が東京で、東京に行きます」と伝えている文章になります。
これは日本語の感覚と同じかと思います。
しかし、「토쿄로」の方は、ちょっと感覚が違ってきます。
「으로」は「動きの方向」を意味しているので、「토쿄로」とすると「東京の方向へ」という意味になるんです。
これがどう意味になるのかというと、あくまで動きの方向が「東京」に向かっているということであって、最終目的地が東京だとは言っていないんですよね。
つまり、名古屋や仙台から埼玉に行くという場合でも、方向的には東京の方なので、「토쿄로 가요」と言っていいということになるんです。
言い換えれば「토쿄로」は「東京の方へ」という意味であって、東京という動かない点を厳密に指している訳ではないということにもなります。
昔「消防署の方から来ました」と言って消火器を売りつける詐欺がありましたが、으로の感覚は「消防署の方から」のような、あいまいなニュアンスがあるというわけです。
韓国語では「에」と「으로」を使い分ける
ただ、実際問題は「東京に行きます」とか「ソウルに行きます」という話をする場合、「東京のどこに行くんですか?」としつこく聞いてくる人が相手でない限り、에を使っても으로を使っても意味はさほど変わりません。
しかし、道案内をしようとするときはちょっと注意が必要です。
에と으로の意味の違いが明確になるからです。
たとえば、「右に行ってください」と伝えたい場合に「오른쪽에 가세요(右側に行ってください)」というのはちょっとおかしくて、
「오른쪽으로 가세요」
と言った方が正確なわけです。
에を使うと、辞書的に言えば「帰着点」つまり目的地が”오른쪽(右側)”だという意味になってしまうのですが、
「右に行く」の「右に」という日本語は目的地が存在する方向が「右」だということであって、「右」が目的地だという意味ではないからです。
なので、韓国語的には方向性を示す助詞である「으로」を使うのが正しいということになります。
「に」と「へ」の違いがほとんどない日本人の頭には「에」と「으로」の違いも分かりづらいので、わたしもちょくちょく間違えるところではあるのですが、
韓国人からすると明確に意味が違うそうなのでもし道案内をする機会があれば
「에(目的地)」なのか「으로(方向)」なのか
ぜひ意識して使ってみてください。
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