韓国語が上達しない人の考え方とは?
私が韓国語の勉強を始めたのが1995年4月からですので、もうそろそろ韓国語学習暦20年ということになります。
今でこそ韓国語で韓国人とコミュニケーションが取れていますが、残念ながら韓国人と会話ができるようになるまで実に8年半もの歳月がかかってしまいました。
8年も勉強しているのに、なぜ韓国語ができなかったのか?
今回は、私が犯していた勉強方法に関する「勘違い」について紹介したいと思います。
すでに2年以上勉強しているのに一向に上達しない・・と感じている方は、ぜひ参考にしてください。
1)単語をたくさん知っていれば、聞き取れるようになるはずだ!
ひとつめの「勘違い」は、「知っている単語量を増やせば韓国語が聞き取れるようになる」ということです。
韓国語ができなかったときは、意味がわかる単語が多ければ多いほど韓国語がよく聞き取れるようになるはずだと思っていました。
このように考えるに至った原因は、韓国旅行に行ったときに韓国語で話しかけられても全く聞き取れなかったからです。
いくらリスニング音声を聞いても、単語がわからないから何を言っているのかわからない・・・
じゃ、単語たくさん覚えよう!!
こんな考え方をしている人が結構います。
しかし、「一生懸命単語の暗記、頑張ろう!!」と気合いを入れても、やっぱりいくら単語を覚えても韓国人に話しかけられると何にも聞き取れないのは変わりません。
ドラマの聞き取りとかもそうですよね?
なぜ単語をたくさん覚えても、聞き取れるようにならないのでしょうか?
一番の原因は、韓国語では単語と単語がつながると音が変化してしまうからです。
確かに単語を全然知らない状態だったら読むのも書くのも、ましてや聞き取ることもできないので、単語を知っていることは大事なことではあるんですが、
知っているからといって覚えた単語通りに発音されないのが韓国語です。
だから、単語を知っていることに加えて、発音のルールも理解して、耳が韓国語の音についていかなくてはならないんです。
つまり、
- 単語の意味を知り
- 単語の発音の変化を理解し
- 単語の発音の変化に耳がついていければ
韓国語が聞き取れるということになるわけです。
単語を増やす努力も大事ではあるんですけど、聞き取れるようになるには、まずあなたの耳がキャッチできる単語を増やさないとダメなんだよ・・ということなんです。
多くの人は、音変化まで意識が向いていないので、なかなか先に進まなかったりします。
2)四六時中リスニングしていれば自然と聞き取れるようになるし、聞き取れるようになれば話せるようになるはずだ
シャワーを浴びるほど聞きながせば、ある日突然聞き取れるようになる。
すると、口からひとりでに言葉が溢れるように、話すことができる。
かつて英語教材の宣伝によくあるキャッチフレーズでした。
いま振り返るとこれも誤解です。
しかし、「四六時中リスニングしていれば、聞き取れるようになるはずだ」というのは、 結構説得力がある言葉ですよね。
学校英語もそうでしたが、本屋に行くと、聞きつづけて耳を慣らせることを重要視する英語教材が多いからです。
たしかにある程度の時間音を聴き続けると少しは耳が慣れてきた!という経験をすることがあります。
ドラマのセリフで単語を拾えると嬉しくなりますよね。
私もかつて毎日3−4時間、中級韓国語の音声を聞いていて、そうでした。
しかし、それはあくまで普段聴いているリスニング音声に出てくるフレーズの範囲内での話です。
はじめてみるドラマだったり、旅行に行ったとき韓国人が言っていることがわかるのか?というと、大したセリフでないのに全然聞き取れないんですよね。
私の場合、単語は結構知っているのに聞き取れない・・・、リスニング勉強をたくさんしてきたのに聞き取れない・・・。
どう勉強しても上達しない気がしてしまったので、一度韓国語の勉強を諦めました。
韓国語で会話できるようになる勉強の順番がある
- 単語をたくさん覚える
- 単語をたくさん覚えれば聞き取れるようになる
- 聞き取れるようになれば話せるようになる
私はこの3ステップをまじめに勉強しつづければ、いつの日かペラペラ会話できるようになると思い込んでいたのですが、その日はついに来ることなく一度韓国語に挫折しました。
しかし、韓国語でコミュニケーションが取れるようになった今から振り返ると、この3ステップを信じて勉強しつづけている限り、上達しません。
少なくとも私には8年間、その日が来ることはありませんでしたし、今ではこれがうまくいかない理由もわかります。
早く正しい勉強の順番を知っていれば、8年間も悶々とすることはありませんでしたので本当に残念ですね。
もしあなたも韓国語がなかなか上達したいと思われていて、この3ステップに当てはまる形で勉強しているとするならば、すぐに勉強方法を変えてみてください。
数ヶ月あれば韓国人とのコミュニケーションを楽しめるようになりはじめますよ。
もしあなたが単語の暗記やリスニング中心の勉強に行きづまりを感じているなら、もう一度勉強のやり方を見直したほうがいいというサインです。
なぜなら単語の暗記、リスニング中心の勉強は上達するのにものすごく時間がかかる方法だからです。
では、どうしたら短時間で上達できるのか?
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