韓国語光速インストール学習法では韓国語なんでも相談というメールサポートを行っています。
そこで受講者さまから過去形に関する質問をいただきました。
おそらくいろんな人が混乱しているところかとも思いましたので、紹介します。
韓国語では過去形なのに、日本語では現在形で訳する言葉・・
닮았다(似ている)、잘생겼다(かっこいい)、결혼했다(結婚している)・・・
韓国語では過去形の形をしていますが、日本語訳をすると現在形になるものがあります。
他にもこのように、韓国語は過去形で、「~している」という単語はありますでしょうか?
元サムスン技術通訳の回答
ただ、ある意味全ての動詞においてこの現象が生じうる可能性があります。
というのも、日本語の動詞に過去形がつく形の場合、過去の時点でその行為が完了して、現在はどうなのかというのは関心外なのですが、
韓国語の動詞に過去形がついた形においては、過去の時点でその行為が完了して現在はどうなのかは無関心だという意味以外にもう一つ意味があるからです。
そのもうひとつの過去形の意味とは、
・過去の時点でその行為が行われて(完了して)
・現在もその行為の結果が維持されている
というものです。
これは提示された3つの表現全てに共通するのですが、特に결혼했다には特徴的に現れています。
결혼했다を「結婚している」と訳す理由は
・過去の時点で結婚をし
・現在も結婚したという結果が維持されている
という意味も持っているからです。
ただし、결혼했다は単純に「結婚式を挙げた」
従って、결혼했다を現在形で訳すのは、あくまで文脈に従って意味を考えた結果、日本語では現在形で訳しておいたほうがふさわしいに過ぎないからとい
言い換えると、韓国語と日本語で過去形の意味の範囲が違うことで起こる現象です。
닮았다,잘생겼다も背景としては同じです。
ただ、日本語では「似ている」は動詞の進行形、「かっこいい」は形容詞なのに対して、韓国語では닮다、생기다とも動詞なので、わかりづらくなるわけです。
(ただし辞書をみると잘생기다を形容詞と扱ってもいますね・・・。またこれがややこしいのですが。)
닮다を韓韓辞典でみると
「人または事物が違いに似た外観・様子や性質を持つ」
と説明されています。
これに過去形が付いているわけですから、
・過去、似た外観をもって生まれて
・現在もその状態を維持している
こんなイメージを持っておくと過去形を使う意味がわかるのではな
잘생겼다も
・過去、外見がよく生じて(→かっこよく生まれて)
・今もその外見を維持している
とイメージしてみると掴みやすいかと思います。
韓国語では過去形でも、日本語では現在形で訳さなくてはならない言葉がある!と理解するよりも、韓国語と日本語との過去形の守備範囲が違う(韓国語の方が過去形で表現できる範囲が広い)ということを理解すると、よりわかりやすくなるはずです。
文法の勉強方法
初級〜中級の段階では市販の韓国語教本や問題集などを解いていけばいいかと思います。
韓国語の文法の全体像を知っておくことが重要だからです。
しかし、上級を目指す段階においては、ぜひ専門の文法書と韓韓辞典の併用をオススメします。
今回紹介した過去形にしても、単純に日本語と同じだと考えているとつまづく原因となるからです。
ただ、独学していて言葉のニュアンスを理解するのが難しいという方はぜひ、中級〜高級を目指している方にも好評の韓国語光速インストール学習法のメールサポートをご利用ください。
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