マンツーマンレッスンを受けても聞き取りができません・・
先日、読者の方から
「60歳からプライベートレッスンを3年受けました。中級レベルにはなっていると思いますが、聞き取りができません。なので、会話にもなりません。どういった勉強方法がいいのでしょうか?」
という質問をいただきました。
韓国人ネイティブ講師から韓国語を教わるのは当然意味があることなのですが、レッスンの受け方にはコツがあります。
以下、私がどのような回答をしたのか紹介しますので、韓国人の先生とのマンツーマンレッスンを考えている場合はご参考ください。
【熊澤の返信ここから】
中級になっていれば、本来会話できるレベルにある
現在「中級にはなっている」とのことですが、学校や講師によって中級の定義が違いますので、
ここでは中級のことを
- 韓国政府が運営している韓国語能力試験2級に合格した
- 日本のハングル検定準2級に合格した
- まだ受験していないが、これらの試験に合格するレベルにある
- 韓国にある大学附属の韓国語学校が出版している韓国語の教科書で2級レベルのテキストを終了している
このどれかに該当する場合を中級と定義して、話を進めていきます。
いま韓国人の先生に習われているんですかね?
もし、すでに上で紹介した中級の定義に当てはまるレベルになっているのであれば、日常会話をするのに十分すぎる知識量をお持ちです。
なので一旦、知識を吸収する勉強をストップすることをおすすめします。
会話を目的に韓国語を学ばれているのであれば、中級以上で学ぶ文法や表現は日常会話からだんだん離れた高尚な内容になっていくだけなので、それ以上知識を増やしてもさほど意味がないからです。
「一方的に話す」ことをくりかえす。
そのうえで、すでにご存知の知識をつかって韓国人の先生に1時間でも2時間でも日本語を一切使わず韓国語だけで「一方的に話す」練習をつづけてみてください。
なぜなら、聞き取れることを増やしたいのであれば、そのまえにご自身が話せることを増やさないといけないからです。
というのも、聞き取れることは自分が話せる範囲のことだけだからです。
逆にいえば、話せないことは聞き取れません。
聞き取れるから話せるのではなく、話せるから聞き取れるのです。
したがって、聞き取りたいのであれば、まず話せることをひとつひとつ増やしていく必要があります。
話せることを増やすには、話す以外に方法がありません。
なので、韓国語で話す練習をたくさんしてください。
話すという行為は運動なので、毎日話す練習をつづけることが理想です。
逆に、週に1回とかだと意味がないかもしれません。
週1回だけ運動をしても効果が薄いのと同じです。
相手の話が聞き取れなくてもかまわない
また、一方的にどんどん話すことが大事です。
相手の話を聞き取れるかどうかは関係がありません。
一方的にご自身が話したいことを相手に伝えていき、通じたかどうかだけを確認すればいいです。
もし通じていないとき、そこで初めて先生に教えてもらいます。
通じない原因は
- 発音が悪い、もしくは間違っている
- 単語が間違っている
- 話した文章が文法的に間違っている
- 話の流れが支離滅裂
のどれかです。
先生の指導を通じてご自身の弱点を把握して、それを改善していきます。
一方的に話す
↓
間違いを直してもらう
↓
改善して、また話す
このプロセスをどんどん回していけば話せることが増えていきますので、さほど時間がかからずいつのまにか聞き取れることが増えているのにも気づくはずです。
以上が上達のながれです。
なお、もしまだ上で定義した中級のレベルになっていない場合は、韓国語能力試験2級合格を目指して勉強をつづけてみてください。
ご参考になれば幸いです。
【返信はここまで】
補足。聞き手に回るのはマナー違反
「聞いてないで、一方的に話せ!」というアドバイスを読んで、大げさに感じたかもしれません。
しかし、せっかくネイティブとレッスンをしているのであれば、まずは「一方的に話す」ことに集中してみてください。それだけ大事なことです。
なぜなら、「話す」ことがあなたの会話力アップ、ひいてはリスニング力アップにつながる行動だからです。
そして、それが、ネイティブ講師とレッスンする意味です。
そうはいっても、一方的に話すこと自体に抵抗感を感じる日本人は多いかもしれません。
日本人同士の会話では聞き手に回ることが美徳ですからね。
しかし、韓国人も含めて外国人と話すときは、沈黙や遠慮はむしろマナー違反だと思ってください。
真面目で、サービス精神旺盛な韓国人講師であるほど、沈黙を避けようとします。
沈黙することで、自分がサボっていると思われるのではないか・・とか、会話することに対して関心がない、熱意がないと思われるのではないかと心配になるからです。
だから、あなたが黙っていると、相手(=先生)が一方的に話してしまいます。
それではレッスンをうける意味がありません。
ネイティブ講師とレッスンをするときは「自分から一方的に話す」。
すると、あなたの韓国語力もアップしますし、レッスンも盛り上がること間違いなしです。
まだネイティブ韓国人とマンツーマンレッスンするのは早いなと思ったら、韓国語ができる日本人から教わることを検討してみてください。特に、もしあなたが単語の暗記やリスニング中心の勉強に行きづまりを感じているなら、もう一度勉強のやり方を見直したほうがいいというサインです。
なぜなら単語の暗記、リスニング中心の勉強は上達するのにものすごく時間がかかる方法だからです。
では、どうしたら短時間で上達できるのか?
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