二重母音はふたつの母音を組み合わせる
この6つの文字は、読めるようになりましたか?
아 어 오 우 으 이
これら6つの文字が韓国語の基本になる母音ですので、しっかり押さえてください。
ところで、韓国語には母音が全部で21個あります。
日本語は5つだけなんですけどね。
ハングルの記号はどれも形が似ていますので、いきなり21個も覚えろと言われたら、なかなか頭に入ってこないですよね?
しかし、上で紹介した基本となる母音6つを覚えてしまえば、残りの15母音は6つの基本母音をブロックのように組み合わせて作っていくので、覚えやすくなっていきます。
この基本母音を組み合わせることで作る母音を【二重母音】と言います。
ではどういう風に二重母音を作っていくのか見ていきましょう。
”YA”をハングルで表すには?
まず一番単純な組み合わせ方から確認していきます。
それは「이(イ)」と「아, 어, 오, 우」を組み合わせる母音です。
例えば、「이」と「아」を組み合わせるとどうなるのか?
まず日本語でいいので、早口でこのように声に出してみてもらえますか?
「イ・ア」「イ・ア」「イア」「イア」「イア」「イア」「イアイアイアイア・・・・・」
ものすごく早口で発音するんですよ。
するとよほど滑舌がよくない限り、こうなるはずです。
「ヤ!」
そうです。
韓国語では「ヤ」という音を「イ」と「ア」の組み合わせとして考えます。
つまり「이」と「아」の二重母音ということです。
ハングルでYAを表記すると「야」。
「아」に短い棒をもう一本つけくわえた形ですね。
なぜこれが「이」と「아」が組み合わさった形なのかというと、「아」にもう一本加わった短い棒が「이」を追加したという意味になるからです。
なので、
「이」+「아」→「야」
という関係が成り立ちます。
韓国語の二重母音は終始こんな感じで作られているんです。
文字を組み合わせると音も組み合わさるということです。
わかりやすいですよね?
なので、あとはどういう組み合わせがあるのか?だけを覚えておけばいいのです。
여 요 유の読み方、考え方
では、「이」と残りの「어, 오, 우」を合体させた形を見ていきましょう。
「이」+「아」→「야」
→「イ」と「ア」を同時に発音して「ヤ」
だったので、同じ要領で「이」と「어」を合体させてみるとこうなります。
「이」+「어」→「여」
→「イ」と口を大きく開けた「オ」を同時に発音して、口を大きく開けた「ヨ」
「어」は大きく口を開けて「オ」と発音する音でしたが、「여」は口を大きく開けて「ヨ」と発音するわけです。
「이」+「오」→「요」
→「イ」と口を尖らせた「オ」を同時に発音して、口を尖らせた「ヨ」
当面の間、これは日本語の「ヨ」と同じ発音と考えて結構です。
「이」+「우」→「유」
→「イ」と口を尖らせた「ウ」を同時に発音して、口を尖らせた「ユ」
これも日本語の「ユ」と同じと考えてください。
아어오우という基本母音に短い棒がそれぞれ一つ増えたわけですが、これは「이」という音が含まれているという意味です。
音としては日本語の「ヤ行」、つまりYの音がつけくわえられることになります。
では「이」と「으」を同時に発音する記号はどうなるのか?というと、「이」を意味する短い棒が増えると母音の記号が既にある別の音を表すことになってしまうので、「이」と「으」を同時に発音する音はありません。
※ただし、順番が逆の「으」と「이」を同時に発音する母音ならあります。
また「이」と「이」は同じ音ですので二重にはなりません。
ということで、「이」と他の母音を同時に発音する母音記号
야 여 요 유
を見ていただきました。
これで21種類の母音のうち、すでに10種類をみたことになりますね。
아야 어여 오요 우유 으이
全てしっかり発音することができましたか?
実はこの並び順が辞書で使われている母音の配列なので、何度も声に出して覚えてくださいね。
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