
새해 복 많이 받으세요~
(新年の福をたくさん受け取ってください)
もしあなたが韓国人とメールのやり取りをされているのであれば、昨日あたりから来週の月曜日くらいまで頻繁に使われるあいさつがこれだったはずです。
새해 복 많이 받으세요には「あけましておめでとうございます」という日本語訳をつけることが多いですが、実際は「良いお年を」というシチュエーションでも使われる年末年始に使われるあいさつ表現です。
詳しくは以下の記事で説明しています。
あなたが知らない韓国語のあけましておめでとう。本当の意味とは?
韓国では2月でも「あけましておめでとう」ということがある
しかし、2月も半分を過ぎたこの時期、なぜ、またこのあいさつが使われることになるのでしょうか?
それは、韓国はいわゆる「旧正月」を盛大に祝うからです。
旧正月とは、日本でも明治時代の初期まで使われていた「陰暦」に基づく元旦のことです。
「陰暦」とは月の満ち欠けを基準に作ったカレンダーで、農業暦とも言われています。
例えば、春の七草というイベントが1月7日にあるのはご存知かとおもいますが、実際問題1月7日ころは寒すぎるので七草が生えていることはありません。
なぜ、七草が生えない時期に七草のイベントがあるのかというと、もともとこの陰暦に基づいたイベントだったからです。
陰暦の正月=旧正月が終わって1週間くらい過ぎたころに生えてくる草をおかゆにして食べましょうというのが本来の主旨だったのですが、日本の場合は明治時代に「陽暦」に移行したときに日付を変えずにそのまま適用してしまったため、季節がずれてしまったのです。
このように陰暦は農業のイベントと密接に結びついたカレンダーなので、ごく最近まで農業国だった韓国ではしっかり受け継がれていて、いまも旧正月を盛大に祝っています。
韓国でも朴正煕政権のときに産業化を目指していたため、世界の潮流に合わせて旧正月を廃止しようとしたのですが、あまりに国民の反発が大きく失敗したとも言われています。
その旧正月元旦ですが、2015年は2月19日になっています。
そして、韓国では今日2月18日から20日までが祝日です。
そのため一般の会社であれば、昨日2月17日まで働いて来週月曜日からまた働き始めるので、この時期に「새해 복 많이 받으세요~」というあいさつがお互いに交わされることになるというわけです。
たかがあいさつですが、その言葉の文化的背景まで知ることができると、言葉の意味も理解しやすくなってきます。
単語の意味を機械的に覚えるだけではつらいと感じてきたら、ぜひ視野を広げてみてください。
日本語とは発想が違う韓国語の背景を学ぶには?
「あけましておめでとう」だけではなく、日本語と韓国語の間には似ているようで使い方が微妙に違う表現がたくさんあります。
機械的に「새해 복 많이 받으세요」=「あけましておめでとう」と覚えてしまうと、実際の会話の場面では対応できないことはあきらかです。
そうした言葉の背景を学ぶにはどうしたらいいのでしょうか?
それは韓国と日本の両方で実際に生活した人から学ぶのが一番早い方法です。
しかし、韓国と日本の両方に精通した人が周囲にいない場合はどうしたらいいのか?
そのときは、元サムスン技術通訳の私が作った「韓国語光速インストール学習法」をご利用ください。
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