ドラマを聞き取るまでの道のりは長い。
韓国ドラマを字幕なしで見たい!と思って、韓国語を勉強し始める方は多いと思います。
字幕なしでドラマが見られたらストーリーにも没頭できるし、字幕版や吹き替え版を待つことなく最新ドラマを見ることができるというメリットがあります。
ただ、勉強してまもないころは、高いモチベーションでやる気もみなぎっているのですが、しばらくすると、いくら勉強しても韓国語が聞き取れるようにならない・・という壁が立ちはだかってきます。
ドラマを聞き取るためには、単語や文法のみならず、発音変化や韓国語の文章特性、それだけでなくセリフの文化的背景に対する知識がないと、スムーズに意味が取れないからです。
教材の音声が聞き取れればきっとドラマのセリフも聞き取れるはず!と思って勉強を始めた人にとって、教材の音声が聞き取れるようになってもドラマのセリフはほとんど聞き取れない現実と向かい合うのは、かなりつらい状況ですよね。
なにかに裏切られた感覚を持つこともあります。
あなたもそんな経験ありませんか?
私が韓国語に挫折した理由。
実は私も一度韓国語の勉強に挫折したことがあります。
もうかなり昔ですが、韓国語がまだできなかったとき一度中級用のリスニング教材をリピーティングやらディクテーションやらいろいろ頑張って一冊まるまる暗記することができました。
つまり、その教材の音声をすべて聞き取れる状態になったのです。
2000年ころの日本には中級用リスニング教材がほとんど販売されていませんでしたので、その教材を覚えてしまった私は韓国語のリスニング勉強をできる範囲ですべてやりきったという感覚になっていました。
(もちろん、在日韓国人団体(民団)の講座などに行けばそれ以上勉強できたのかもしれませんが、講座の存在を知りませんでした)
ただ、そのリスニング教材のセリフを丸暗記したにしても、この教材に出てくる以外のセリフを聞いてちゃんと理解できるとは限りません。
なので、次に私は固有語の単語知識を増やすべく韓国の高校で国語の時間に使われている文法の教科書をこれも一冊まるまる翻訳することしました。
教科書で使われている単語を知れば、日常会話で使われている単語をほとんどカバーできるのではないかと考えたからです。
最初はわからない単語が多すぎて、ひとつひとつ辞書で意味を調べていく有様でしたが、結果的にこの作業のおかげで高校生レベルの単語を習得できることになりました。
その翻訳も終え高校レベルの単語もある程度わかってきたところで次に何をするかなと考えていたところ、ネットを通じて韓国のラジオが聴けることがわかりました。
本屋で売っている韓国語教材はある意味やりきってしまったし、韓国の高校生が使う教科書も翻訳し終わったので、次は生きた韓国語が勉強できるぞ!とテンションが上がったのを今でも覚えています。
気力も十分。単語量も高校生レベルにあがっていると思っていましたからね。
しかし、その瞬間が私の挫折の瞬間でもありました。
ラジオの韓国語は一言も聞き取れず。
なぜかというと、聞き取れるセリフが一切なかったからです。
ラジオの番組はリスナーと思しきアジョッシ、アジュンマと電話でつないで、なにやら彼らの体験談を聞いていくというスタイルだったので、難しい話はしていないだろうということは想像できたのですが、本当に何にも聞き取れませんでした。
もしかして耳が慣れてないから聞こえないのかな?とも思ったのですが、数日続けて聞いてみても一向に聞き取れるようにはなりません。
なぜ聞き取れないんだろう?
リスニング教材は頑張ったし、単語も増やそうと辞書で調べまくったのに何の意味もなかったんだ・・と思った私は、もうそれ以上何をしていいのかわからなくなり、勉強を続ける意欲を失いました。
リスニングができるために必要なこと。
高校生レベルの単語力があったはずなのに、どうしてラジオの韓国語が聞き取れなかったと思いますか?
リスニングも勉強したにもかかわらずです。
当時はこれ以上何をしていいのかわからず勉強をやめてしまったのですが、韓国語ができるようになった今ならその原因がはっきりわかります。
私があるトレーニングを全くしていなかったからです。
そのトレーニングとは一見リスニングとは全く関係ないように見えるので、多くの人は無視してしまいます。
耳を慣らさなくては聞き取れないといって、リスニング音声をたくさん聴くという方向に意識を向けてしまいがちです。
ただ、いくら耳から聞くのがリスニングだと言っても、リスニングで使っている器官は耳だけではありません。
耳の奥にある脳も韓国語が受け取れるようになっていないと、音を意味ある言葉へと変換することはなかなかできるものではないのです。
この辺の感覚がわかってくると韓国語も聞き取れるようになってくるのですが、ではこの感覚とはどうしたら身につけることができるのでしょうか?
答えは「話す」にある。
その答えは「話す」です。
意識を聞き取るでなく、話すに向けると、気づかないうちに聞き取れるようになっていきます。
これは多くの日本人韓国語話者が体験していることです。
なぜ話すと聞き取れるようになるのか?
そのメカニズムと聞き取れる能力を、韓国語を独学している人にも身につけてほしくて光速インストールという講座を作ったのですが、現在無料でその内容を体験いただける「メール講座」をご用意しています。
もしあなたがいくら勉強しても聞き取れるようにならないのであれば、ぜひ一度読んでみてください。
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もしあなたが単語の暗記やリスニング中心の勉強に行きづまりを感じているなら、もう一度勉強のやり方を見直したほうがいいというサインです。
なぜなら単語の暗記、リスニング中心の勉強は上達するのにものすごく時間がかかる方法だからです。
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