中級までは「에」→「に」と思えば95%正解
韓国語を勉強しはじめてまもない頃は「에」と「에서」の意味がごっちゃになって、どっちを使えばいいのかわからなくなることがあります。
この記事では、「에」と「에서」の意味、そして使い分けについて解説していきます。
「에」の意味とは?
名詞(モノなどの名前)にスペースなく「에」がくっついているのを見たら、それはほぼ確実に助詞の「에」で、助詞の「에」であれば日本語の「に」と訳してしまって大丈夫です。
助詞の「에」がどんな場面で使われるのかというと、つぎの5つがよくあるパターンです。
1)存在する場所を示すとき
・도쿄에 도쿄 타워가 있어요(東京に東京タワーがあります)
2)移動の目的地を示す時
・내일 서울에 가요.(明日ソウルに行きます)
3)時間を示す時
・오늘 12시에 집에 왔어요(今日12時に家に来ました)
4)送り先を示す時
・선물을 부모님 집에 보냈어요(贈り物を両親の家に送りました)
・신용 카드를 지갑에 넣었어요.(クレジットカードを財布に入れました)
5)効果の対象を示す時
・이 과일은 눈에 좋아요.(この果物は目に良いです)
どれも「에」を「に」と訳していますよね?初級〜中級のときは「에」を見た瞬間に反射的に「に」と訳してもほぼ問題にならないはずです。
「에」を「に」と訳さない例外パターン
ただ、1つだけ例外パターンがあって、このときだけは日本語の「で」に相当します。
例外)6개에 1000엔이에요!(6個で1000円です!)
例外)1000엔에 3개예요!(1000円で3個です!)
金額と個数を比較するときだけ、訳が「で」になるので注意してください。
ちなみに、韓国語の文法的な分類をみると、金額と個数の比較と次の文章が同じ用法として扱われています。
・한 달에 한 번 영화를 봐요.(ひと月に1度映画を見ます)
・선물을 한 사람에 한 개씩 줬어요.(贈り物をひとりに一個ずつあげました)
期間と回数、人数と個数の比較ですね。「〜〜あたり」という日本語を当ててもいい文章です。
つまり、韓国語では金額と個数でも、期間と回数でも、人数と個数でも同じ助詞「에」が使えるのですが、日本語では金額と個数を比較するときだけ「で」を使うわけです。よくよく考えてみると不思議ですよね。
에서を「に」と訳すことはない
次に「에서」を見ていきます。「에서」は「で」と訳すときと「から」と訳すときがあるのですが、どのパターンになっても「に」と訳すことはありません。逆に日本語の「に」を韓国語にしたいときに「에서」を使うことはありません。まずここを抑えてください。
「에서」の意味とは?
에서が使われるパターンは、ほぼこの2つと考えていいです。
1)行為が行われる場所を示す
집에서 공부해요.(家で勉強します)
2)移動や変化の出発点・スタート地点を示す
집에서 회사에 갔어요.(家から会社に行きました)
꿈에서 깼어요.(夢から覚めました)
「에서」が「で」なのか、「から」なのかは文脈から判断します。
「에」と「에서」の使い分けに迷ったら?
「에」と「에서」の意味を整理するとこうなります。
에:ほぼ「に」と訳してよい。→存在する場所、移動する目的地、送り先、効果の対象、時間
에서:「で」→行為が行われる場所
「から」→移動や変化のスタート地点
こうみると「에」も「에서」も場所を表す単語につくことが多いですよね。
まず「場所」の単語かどうかを確認する
「에」を使えばいいのか「에서」を使えばいいのか迷うということは、韓国語の文章を作ろうとしているか、日本語を韓国語に翻訳するときですが、迷ったときにまず確認してほしいのが、에か에서をつけようとしている単語が「場所を意味する単語」かどうかです。
もし場所を意味する単語でない場合は、에も에서も使えない可能性が高いです。
「場所+に」→「에」、「場所+で」→「에서」
「場所」の単語であることが確認できたら、次に日本語では「に」を使っているのか、「で」を使っているのかを確認します。
日本語で、場所の単語に「に」がついていれば、韓国語では「에」を使います。
日本語で、場所の単語に「で」がついていれば、韓国語では「에서」を使います。
なぜなら、日本語の「に」も「存在する場所」や「移動の目的地」「送り先」や「効果の対象」そして「時間」を示すときに使うからです。
そして、日本語の「で」も、場所の単語につけるのであれば「行為が行われている場所」を示す助詞だからです。
この記事の使用上の注意
韓国語を読んでいて、名詞のうしろに「에」がついていたら「に」と訳しても95%大丈夫です。
韓国語を読んでいて、名詞のうしろに「에서」がついていたら「で」か「から」で訳します。
しかし、これは韓国語を日本語に訳すときの話です。
その逆、日本語を韓国語に変える場合はこのような単純な話にはなりませんので、ぜひ注意してください。
日本語の「に」は韓国語にすると「에」以外の助詞を使わなくてはいけないことが多いです。日本語の「に」は韓国語で를になったり、에게や로、ときには가を使わなくてはいけないこともあります。
また、日本語の「で」を韓国語にすると「에서」だけではなく로や이다、そして語尾の単語を使う場合もあります。「から」のときも부터という単語を使わなくてはいけないこともあります。
あくまで”場所”を表す単語のうしろにどの助詞をつければいいのか迷ったとき、このルールを使ってください。
場所+に →場所+에
場所+で →場所+에서
場所につく場合です。
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