韓国ドラマを字幕なしで見たい!という思って、韓国語を勉強し始める方は結構多いと思います。
字幕なしでドラマが見られたらストーリーにも没頭できるし、字幕版や吹き替え版を待つことなく最新ドラマを見ることができるというメリットがあります。
しかし、いざ勉強を始めてしばらくすると、いくら勉強しても韓国語が聞き取れるようにならない・・という壁が立ちはだかってきます。
特に真面目に勉強している人で使っている教材はほとんど聞き取れるようになったのに、初めて見るドラマのセリフはほとんど理解できなかったりすると、半端なく落ち込んでしまったりしますよね。
あなたもそんな経験ありませんか?
私が韓国語に挫折した理由。
実は私も一度韓国語の勉強に挫折したことがあります。
いまから12年前、韓国語がまだできなかったとき一度中級用のリスニング教材をリピーティングやらディクテーションやらいろいろ頑張って一冊まるまる暗記することができました。
つまり、その教材の音声をすべて聞き取れる状態になったのです。
当時、日本には中級用リスニング教材がほとんど販売されていませんでしたので、その教材を覚えてしまった私は韓国語のリスニング勉強を可能な範囲でやりきったという感覚になっていました。
(もちろん、在日韓国人団体(民団)の講座などに行けばそれ以上勉強できたのかもしれませんが、講座の存在を知りませんでした)
ただ、そのリスニング教材のセリフを丸暗記したにしても、この教材に出てくる以外のセリフを聞いてちゃんと理解できるとは限りません。
漢字語の単語の意味は結構覚えたのですが、固有語の知識がまだまだ足りないと感じていたからです。
なので、次に私は固有語の知識を増やすべく韓国の高校で国語の時間に使われている文法の教科書をこれも一冊まるまる翻訳することにしたのです。
教科書で使われている単語を知れば、日常会話で使われている単語をほとんどカバーできるのではないかと考えたためです。
最初はわからない単語が多すぎて、ひとつひとつ辞書で意味を調べていく有様でしたが、結果的にこの作業のおかげで高校生レベルの単語を習得できることになりました。
その翻訳も終え高校レベルの単語もある程度わかってきたところで次に何をするかなと考えていたところ、ネットを通じて韓国のラジオが聴けることがわかりました。
書店で売っている韓国語教材はある意味やりきってしまったし、韓国の高校生が使う教科書も翻訳し終わったので、次は生きた韓国語で勉強するぞ!とテンションが上がったのを今でも覚えています。
しかし、その瞬間が私の挫折の瞬間でもありました。
なぜかというと、聞き取れるセリフが一切なかったからです。
ラジオの番組はリスナーと思しきアジョッシ、アジュンマと電話でつないで、なにやら彼らの体験談を聞いていくというスタイルだったので、難しい話はしていないだろうということは想像できたのですが、本当に何にも聞き取れませんでした。
もしかして耳が慣れてないから聞こえないのかな?とも思ったのですが、数日続けて聞いてみても一向に聞き取れるようにはなりません。
なぜ聞き取れないんだろう?
リスニング教材は頑張ったし、単語も増やそうと辞書で調べまくったのに何の意味もなかったんだ・・と思った私は、もうそれ以上何をしていいのかわからなくなり、勉強を続ける意欲を失いました。
リスニングができるために必要なこと。
しかし、どうしてラジオの韓国語が聞き取れならなかったと思いますか?
知っている単語も結構あったし、散々リスニングも勉強したにもかかわらずです。
当時、これ以上何をしていいのかわからず勉強をやめてしまったのですが、韓国語ができるようになった今ならその原因がはっきりわかります。
私があるトレーニングを全くしていなかったからです。
そのトレーニングとは一見リスニングとは全く関係ないように見えるので、多くの人は無視してしまいます。
耳を慣らさなくては聞き取れないといって、リスニング音声をたくさん聴くという方向に意識を向けてしまいがちです。
ただ、いくら耳から聞くのがリスニングだと言っても、リスニングで使っている器官は耳だけではありません。
耳の奥にある脳も韓国語が受け取れるようになっていないと、音を意味ある言葉へと変換することはなかなかできるものではないのです。
この辺の感覚がわかってくると韓国語も聞き取れるようになってくるのですが、ではこの感覚とはどうしたら身につけることができるのでしょうか?
その答えは、こちらのページで解説しています。
もしあなたがいくら勉強しても聞き取れるようにならないのであれば、ぜひ一度読んでみてください。
きっとお役にたつと思います。
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