ハングル二重母音をグループ分けしてみる
ハングルを勉強していて最初に訳が分からなくなるのが二重母音の組み合わせのところです。
このブログでは、ハングルの母音を理解するために次のようなパターンに分けてみることを提案しています。
1)基礎母音6種類
아 어 / 오 우 / 으 이
2)이(イ)と他の基礎母音を組み合せた二重母音4種類
야 여 / 요 유
3)아+이 / 어+이で「エ」と発音する二重母音2種類
애 에
4)「エ」と発音する二重母音の前に「이(イ)」をつけた”三”重母音2種類
얘 예
5)基礎母音の「오(オ)」と他の母音を組み合せる二重母音
와 왜 외
애や에、얘や예まではなんとかついていけるのですが、5)の오と組み合わせる二重母音が出てくるあたりから混乱が始まるわけです。
その原因はこれから見ていく우と組み合わせる二重母音3つと組み合わせがごちゃごちゃになるから。
なので、二重母音の組み合わせ法則をみる前に우と組み合わせる二重母音を見ていきましょう。
「우(ウ)」と他の母音を組み合せる二重母音
우と組み合せる二重母音は3つあります。
우(ウ)と어(口を大きく開けたオ)を組み合せた
⇒워(ウォ)
우(ウ)と에(エ)を組み合せた
⇒웨(ウェ)
우(ウ)と이(イ)を組み合せた
⇒위(ウィ)
워 웨 위
この3つです。
우と組み合わせる二重母音の発音は、3つとも基礎母音の口の開け方及び発音を忠実に組み合わせればいいだけですので、解りやすいかと思います。
二重母音を組み合わせる法則
では、二重母音を書こうとしたときにつづりを忘れてしまった場合、どのように思い出せばいいのか?
二重母音の組み合わせ法則を見ていきたいと思います。
まず、오と組み合わせる二重母音の3つは
와 왜 외
でしたね。
これを上で見てきた우と組み合わせる二重母音3つと並べてみます。
와 왜 외
워 웨 위
この並びをじーっと眺めていると、縦の並びに共通点が見えてくるかと思います。
それをまとめてみるとこうなります。
口を大きく開ける母音をプラス | 「エ」と発音する母音をプラス | 「이」をプラス | |
陽母音 | 와 | 왜 | 외 |
陰母音 | 워 | 웨 | 위 |
ここで陽母音と陰母音というキーワードがでてきましたが、二重母音を組み合わせる法則というのは次の通りになります。
오は陽母音なので、二重母音をつくるときに組み合わせられるのは陽母音だけ。
우は陰母音なので、二重母音をつくるときに組み合わせられるのは陰母音だけ。
오と組み合わせた아は陽母音ですし、애には아が入っているので陽母音の扱いですね。
우と組み合わせた어は陰母音で、에は어から作られているので陰母音になります。
이については陰陽中立の扱いなので、오우の両方につけることができます。
つまり二重母音の組み合わせに迷ったら、陽母音同士、陰母音同士かどうかを確認すればいいということです。
ただ、陽母音、陰母音というのがなんのこと?と思ってしまうかもしれません。
陽母音、陰母音については別の記事で説明していきたいと思います。
ちなみに웨の発音は・・
ちなみに「웨(ウェ)」の発音は、오と組み合せて作る二重母音「왜(ウェ)」そして「외(ウェ)」と同じ発音だと考えてしまって構いません。
もちろん正しいハングルの教科書では文字が違う以上違う音として解説しますが、実際に話すとき韓国人ですら「왜」「외」「웨」を区別していませんので、深く考えないで「同じ」と考えて先に進んでみてください。
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