あなたは韓国語を勉強しはじめて、何年くらい経ちましたか?
もし学習歴2年以上で、まだ韓国語会話ができない・・というのであれば、一度勉強方法を変えてみたほうがいい時期に差し掛かっているのかもしれません。
実は私も韓国語の勉強を始めてから8年間、話すことも聞き取ることもできるようにならなかったのですが、いま振り返ってみると「あんなやり方で勉強していたら、当然うまくならないよな・・」ということを繰り返していたにすぎませんでした。
この記事では、私もかつて犯していた、あなたの努力の足を引っ張る勉強法を3つ紹介します。
ハングル文字にフリガナを振ってはいけない!
あなたは「안녕하세요?」の上か下にカタカナで「アンニョンハセヨ」とフリガナを振ってしまったことはありませんか?
韓国語の勉強でやってはいけないことのひとつ目はまさにそれ!
ハングルにフリガナを振ってしまうことは絶対NGです。
なぜだめなのか?というと、フリガナを振る癖がついてしまうと、その後ハングル文字が目に入らなくなってしまうから。
結局、フリガナばかりに目がいってしまうので、韓国語の文字であるハングルを読む実力が上がっていかなくなるんです。
ハングルを読む実力という話を聞いて、ひょっとして「私は韓国語を聞き取れればいいんだから、文字なんて読めなくてもいいのよ」なんて思ったりはしませんでした?
そう思ってしまったあなたは要注意です。
なぜなら、ハングルは単なる文字ではなく、発音記号でもあるから。
韓国語で会話するには、綺麗な発音で発音しなくてはなりません。
韓国語を聞き取るには、韓国人の話す言葉の発音をわかっていなくてはなりません。
これはあたりまえですよね?
しかし、ハングルが読めないということは、その発音を全ておろそかにしていると同じことなんです。
長年勉強したのに、韓国の現地の人の話が全然わからなかった・・という経験のある人は、単語のわずかな発音の違いが理解できていない可能性が高いです。
また、韓国人に韓国語で話しかけているのに、全く通じなかったという人は、やはり発音ができていないかったからということになります。
発音をよく理解するためには、発音のメカニズムを知る必要があります。
韓国語の場合、ハングルが読めるようになることがその第一歩になります。
時間を空けて学習していはいけない!
今度こそ挫折しないで韓国語マスターになるための心構え3つという記事でも紹介しましたが、語学は勉強ではなくスポーツや楽器の演奏と同じです。
つまり、練習を続ければうまくなりますが、時間を空けてしまうと途端に下手になります。
運動も1週間休んでしますと体が以前のようには動かなくなりますし、楽器についても指が思い通りに動いてくれなくなったりしますよね?
韓国語も同じです。
やはり1週間空けてしまうと、口や耳と脳の連結がうまくいかず下手になります。
しかも覚えた単語は覚えた途端に忘れ始めるので、1週間何もやらなかったら何にも残っていません。
忙しい人は週末にまとめていっぺんに勉強するという習慣になっているかもしれませんが、本当に上達したいのであれば、毎日15分でもいいので少しずつ続けるようにしてください。
その方がまとめて3時間やるよりも上達につながるからです。
音声を聞いているだけでリスニングできるようになると思ってはいけない!
独学で勉強しているとどうしても読む、聞くというインプット型の勉強になりがちです。
もちろん毎日やっていれば、文章を読むことだったり、音声を聞くことも決して無駄なことではありません。
むしろ素晴らしいことではあるのですが、しかし・・・。
リスニングの勉強で気をつけてほしいことがあるんです。
それは、ある音声を毎日聞いていて何を言っているのか理解できるようになったとしても、他の音声を聞き取れるようになっているとは限らないということ。
私の場合、かつて1時間くらいの音声を完璧に聞き取れるようになるまでこなして、じゃあ次の音声を聞いてみよう!となったのですが、その次の音声は全く何を言っているのか理解できなかった・・という経験がありました。
このことは結構深刻で、新しい音声を聞くたびに「理解できない」という気持ちになってしまうので、いままでやってきたことはなんだったんだ・・・という感情が芽生えてしまったり、やってもやってもキリがないから勉強が続かなくなることにつながっていきます。
特にドラマを字幕なしで見たい!と思って勉強している人なんかは、新作ドラマはいつも聞き取れないという状況がつづくなんてご経験をされているのではないでしょうか?
一般的にリスニングはとにかく聞きまくることが基本だ!なんて言われていますが、私の経験からするとそうではありません。
私はリスニングの基本は話すことだと思っています。
自分が話せることが増えていけば、その分勝手に耳もついてきて聞き取れる範囲も増えていくからです。
2年以上リスニングをやり続けているのに全然聞き取れないとお悩みの方は、ぜひ180度発想の転換をしてみることをオススメします。
話せるから聞き取れる。
これ、ポイントです。