韓国語を聞き取るための前提条件とは?
韓国語を聞き取れるようになりたければ、どうすればいいと思いますか?
それはハングル文字を読めるようにすることです。
ハングルが読めないと、絶対韓国語は聞き取れるようにならないんです。
そして、韓国語を話せるようになりたければ、同じくハングルを書けなくてはなりません。
なぜならハングルは文字であるとともに発音記号にもなっているからです。
つまり、韓国語をマスターするにはその前提条件としてハングルをマスターすることが必要だよ!ということなんですが、
残念ながら、ハングルがなかなか覚えられないといって、ハングルにカタカナでフリガナを振ってしまう人が結構います。
韓国語をカタカナで書くのは絶対NG
しかし、ハングルにフリガナを振るのは絶対やってはいけないNG行為です。
というのも、カタカナで韓国語を勉強してしまうと、韓国人に通じる発音で話すことができないからです。
ハングル=発音記号だからですね。
そして、韓国人に通じる発音がわかっていないと聞き取りも上達しません。
要するにカタカナで韓国語を勉強するのは壮大な時間のムダになってしまう・・わけです。
だから、私の講座では韓国語勉強方法の鉄則として、カタカナでフリガナを振ることも止めてくださいと強くお願いしています。
しかし。
それでもハングル文字がなかなか頭に入ってこない。ハングル文字が読めないからテキストも読めない。
だから、勉強がつまらなくて先に進まない・・という人もいるかと思います。
そういう方にはハングルの覚え方を別の記事で紹介していますので、ぜひご参考いただきたいのですが、
それでも何とかして読み方を書いておきたい!という人に一つ方法をお教えします。
それは、「ローマ字で」フリガナを振るということです。
韓国語のローマ字表記とは?
ローマ字というのは、もちろん「a i u e o」というように日本語をアルファベットで表記する方法なんですが、韓国語にも同じくローマ字で韓国語を表記する方法というものがあります。
韓国政府が韓国語におけるローマ字の表記法を規定しているページです。
ハングル自体が発音記号ですので、韓国語を本気でマスターしたいと思ったら本来ローマ字を使う必要はありません。
ただ、入門の時点でどうしても分かりづらいというときには、ぜひ上のページを参考にしてローマ字を使って、読み方を書いてみてください。
繰り返しますが、カタカナでフリガナを振ってしまうと、その時点で上達が止まりますので本当にやめたほうがいいです。
なぜローマ字でなら読み方を書いてもいいのか?
では、なぜローマ字でなら読み方を書いていいのでしょうか?
それはハングル自体がローマ字みたいなものだからです。
ハングルもローマ字も、「子音」と「母音」の組み合わせで音をつづっていくところが同じだからです。
なので、ローマ字の構造をたどっていけば、いずれハングルも覚えられることになります。
基本母音の表記方法
では、具体的にローマ字で韓国語を表記する方法を見ていきましょう。
まずは母音です。
韓国語の母音は21種類あり、そのうち6種類「아/어/오/우/으/이」を基本母音と呼んでいます。
なぜハングル文字は難しいの?と思っている人のための覚え方最初の3つ
この基本母音のローマ字で表記する方法は次の通りです。
- 아:a
- 어:eo
- 오:o
- 우:u
- 으:eu
- 이:i
「어」は、口を大きく開けて「オ」と発音する音ですので、普通に「オ」と発音する「오」と区別するために「eo」という表記になっています。
それと同じく、「으」も、口を横に伸ばして「ウ」と発音する音であるため、普通に「ウ」と発音する「우」と区別するため「eu」という表記にするということになっています。
次に이(イ)と他の基礎母音を組み合せた二重母音4種類「야 여 / 요 유」のローマ字表記を見てみます。
- 야:ya
- 여:yeo
- 요:yo
- 유:yu
短い棒が一本増えて「ヤ行」の音になりましたので、日本語と同じく「y」をつけることになります。
ここまでは簡単ですね。
基本的に発音通りに表記することができるからです。
ただ、ここから音とローマ字表記がちょっとずれてきます。
二重母音のローマ字表記方法
二重母音の最初は、아+이 / 어+이で「エ」と発音する「애 에」です。
- 애:ae
- 에:e
애も에も現代ソウルっ子は同じ音で発音してしまうというのは
でも説明していますが、ハングルの記号としての成り立ち自体も違うので、表記も「애=ae、에=e」とつづります。
ただし、繰り返しますが、実際の発音は同じで「エ」です。
続いて、さらに”「エ」と発音する二重母音の前に「이(イ)」をつけた”三”重母音2種類のローマ字表記を見ていきます。
- 얘:yae
- 예:ye
この二種類は「이+애」「이+에」を組み合せた母音で発音は両方とも「イェ」になりますが、「애、에」と同じく記号の成り立ち自体は違うので、ローマ字表記も違う形で表記します。
更に次です。
基礎母音の「오(オ)」と他の母音を組み合せる二重母音が3種類あります。
- 와:wa
- 왜:wae
- 외:oe
와は「オ」と「ア」を同時に発音するので「オァ→ワ」となるのは分かりやすいですね。
だから「wa」と表記します。
が、次からややこしくなってきます。
ローマ字覚えるくらいなら、ハングルを直に覚えた方がいい感じもしてきますが、왜は「wae」、これは「ウェ」と発音します。
なぜなら「애」の音が含まれているので、それを反映してaeと書きます。
「ワ」「ウェ」と発音するハングルの作り方。오+아→와、오+애→왜
で、問題の「외」は「oe」です。
「オ」と「イ」を同時に発音して「ウェ」と発音するこの외の謎は、別の記事で説明しましたが、
ローマ字表記になると、どちらかというと元々の発音に忠実になるような書き方になっています。
そして、基礎母音「우(ウ)」と他の母音を組み合せる二重母音の方ですが、
- 워:wo
- 웨:we
- 위:wi
となり、これは発音に忠実なので分かりやすいと思います。
最後、基礎母音「으」と「이」を組み合せた二重母音は
- 의:ui
です。
口を横に伸ばして「ウ」と発音したあと、舌を前方に移動させ「イ」と発音するという母音でした。
韓国人のなかには으を「eu」と綴るので의を「eui」と綴る人もいるのですが、韓国政府は「ui」と綴ることを推奨しています。
ということで、ローマ字で韓国語母音を表記する方法でした。
どうしても読み仮名をメモしたくなったら、カタカナやひらがなをつかうのではなくローマ字を使ってみてください。
それだけでハングルの理解が深まるはずです。
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